こんにちは!院長です^^
今回のテーマは【犬・猫への目薬のさし方】です。
この記事で分かること
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目薬の上手なさし方
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目薬がうまく入れられない典型例
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獣医師が教える点眼ワンポイントアドバイス
動物病院で目薬を処方されたけど、上手にできない方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は犬・猫への目薬の上手なさし方、うまく入らないさし方を紹介いたします。
目薬の上手なさし方
- 犬・猫の顔をすこし上に向ける
当たり前ですが動物が下を向いていては目薬は上手に入りません。真上を向かせなくても大丈夫ですので、目線が上を向く程度に目薬を持っていない手で優しく顎を持ち上げてあげてください。
- 目薬は前方からではなく後方からさす
犬・猫たちの中には目薬を見ると嫌がる子もいますので、なるべく視界の外から目薬が入るようにしてあげましょう。
- 目薬を持つ手を犬・猫の頭に添える
目薬を持つ手が犬・猫の頭に添えられていると、仮に犬・猫の顔が少し動いてもまったく同じように手も移動してくれます。
目薬を持つ手が空中に浮いていると顔が動くたびに狙いを定めなおさないといけませんので、かなり成功率に差が出てきます。
- 目薬を優しく一滴落としてあげる
もうあとは点眼液を落とすだけです。力まず優しく一滴だけ入れてあげましょう。
目薬が上手に入らない典型例
- 犬・猫の顔が上を向いていない
目薬を目に入れることに気が行き過ぎて、犬・猫の顔が上を向いていないことが失敗の原因の一つです。まずは目薬を持たずに犬・猫の顔を上に向かせる練習からしてみてください。
- 目薬を持つ手が犬・猫の頭に添えられいない
犬・猫が全く動かなければ頭に手を添える必要はないかもしれませんが、ほぼ必ず犬・猫たちはいくらか動いてしまいます。
目薬を持つ手が頭に添えられているだけで自動的に目薬が眼を追従してくれますので成功率がグッと上がります。
- 犬・猫が移動してしまう
顔をそむける程度ではなくどこかへ逃げようとする場合は、点眼者の股に挟むように犬・猫を保定してあげてください。
もしも保定と点眼の同時実施が難しい場合は、他の人に協力してもらって保定してもらいましょう。
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