犬猫の健康診断は必要?

予防関連

こんにちは!院長です^^

第3回のテーマは【犬猫の健康診断は必要?】です。

この記事で分かること
  • 犬猫の健康診断の必要性や受けるべき頻度と年齢
  • 犬猫の健康診断はどんなことをするのか
  • 健康診断をするのに当院で実際にいくら費用がかかっているのか

犬や猫を飼っていて動物病院に連れて行ったことのある方なら、一度は獣医師に勧められたことがあるのではないでしょうか。

健康診断をしたほうが良いのかどうかと、実際に当院でかかる費用を解説していきます。

犬猫の健康診断は必要なのか

結論は絶対必要です。

とある動物検査会社が出しているデータによると、2022年に血液検査を実施した猫13万頭のうち約75%に何らかの異常値が検出されたと報告されています。

もちろん軽微な異常値も含んでいると思いますので実際に治療が必要な猫はこれより少ないと思いますが、皆さんが想像していたよりは多い数字なのではないでしょうか。

動物たちはどこか調子が悪くても人間の言葉ではしゃべってくれません。

毎日注意深く観察している飼い主の方でも、なかなか気づくことのできない病気だってあります。

早めに病気が見つかれば早期治療や早期再検査が実施できるので健康に過ごす時間が必ず長くなりますので、定期的に健康診断を受けさせてあげてください。

犬猫の健康診断を受けるべき頻度と年齢

  • 健康診断を受けるべき頻度

基本的には1年に1回が適正な頻度と言えます。

一般的に犬猫たちは1年間で人間換算4~6歳程度老いると言われています。

数カ月おきに健康診断を受けても良いのですが、現実的な頻度としては1年に1回程度と言えるでしょう。

  • 健康診断を受けるべき年齢

シニア期と呼ばれる7~8歳以上の犬猫は必ず1年に1回健康診断を受けてください。

若い犬猫は必要性があまりないように感じるかもしれませんが、私は若い犬猫でも受けた方が良いとお伝えしています。

若齢時から血液検査をしてデータを残しておけば、軽微な数値の変化から早期発見に結びつくことがあるからです。

犬猫の健康診断の内容

  • 身体検査

体重測定、体温測定、心拍数測定、呼吸数測定、視診、聴診、触診などを行います。

  • 血液検査

腎臓や肝臓をはじめとした内臓に異常がないか、赤血球や白血球など血液を構成する成分に問題はないかを調べます。

  • 尿、糞便検査

尿検査では尿結石や細菌の有無がわかるだけでなく、腎臓の機能を知ることができます。

便検査では消化の状態や寄生虫の有無を確認できます。

  • レントゲン検査

内臓の大きさや形、位置に異常がないかをまず確認します。

若齢であれば先天的な異常がないか、中~高齢であれば腫瘍性の変化がないかなどの確認ができます。

  • エコー検査

エコー検査はレントゲン検査より細かく内臓の内部の状態、および動きの状態を検査することができます。

  • CT、MRI検査

大型の動物病院でなければ実施できませんが、より詳細に身体の内部を調べることができます。

犬猫の健康診断の費用は?

当院で実施した場合の費用は以下のようになっております。

  • 身体検査 660円
  • 血液検査 4400円~
  • 尿検査  1500円
  • 糞便検査 440円
  • レントゲン検査 4400円
  • エコー検査 4400円

最後に

犬猫の健康診断は何歳であろうと絶対必要です。

健康診断を受けている犬猫たちの方が絶対に健康で過ごせる期間が長くなりますので、受診するか迷われている方は参考にしてみてください。

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