【獣医師が教える】ペットが死んでしまう飼い主5選

アドバイス編

こんにちは!院長です^^

今回のテーマは【ペットが死んでしまう飼い主5選】です。

この記事で分かること
  • 苦しんでいるペットが助からない飼い主の特徴
  • 動物病院で獣医師が治療に困ってしまう飼い主
  • 苦しんでいるペットを助けるためにすること

これを読んでペットが助かる飼い主になりましょう。

動物病院にペットの様子が分からない人が連れてくる飼い主

普段面倒を見ている飼い主の都合が悪いので、面倒を見ておらず状況がはっきりと分からない代理人が連れてくるみたいなパターンです。

今日はどうされましたか?

体調が悪いらしいので代わりに連れてきました。

どんなふうに体調が悪いんでしょうか?

ごはんは食べていますか?

どこか痛がるんですか?

代理で連れてきただけなのでちょっと良くわかりません。

、、、、、(どうすればええんや?)

明らかにぐったりしていたり、どう見ても呼吸がおかしかったりなど明確な異常が分かればすぐに対応します。

吐いててごはん食べられないとか、おしっこに血が混ざっているとか見た目だけでは分からないパターンは本当に困ります。

不要な検査や病気の見落としにつながりますので、ご本人が連れてくるかメモなどを渡して代理人に頼んでください。

獣医師の指示に従わない飼い主

こちらの指示に従わず自身の勝手な判断で治療をやめてしまう方がいます。

〇〇ちゃんは急性腎臓病です。状態が良くないので明日から1週間は毎日点滴に通ってくださいね。

点滴してもらったしとりあえず来週まで様子見ようかしら。

7日後

 

先生、点滴してもらったのに全然よくなりませんよ?どうしてですか?

、、、、、(毎日来てって言ったじゃん)

点滴通院のほかにも、内服や食事変更も同様に担当獣医師の指示に従ってください。

良くなるケースなのに飼い主の方の勝手な判断で良くならない場合もあります。

担当獣医師からの情報よりネットやブリーダーからの情報を採用する飼い主

〇〇ちゃんお薬飲んで調子はいかがですか?

実は今回の病気のことを買った時のブリーダーさんに相談したら、こっちの薬のほうが良いよって言われたんでネットで買った違う薬を使ってます。

そうですか。(その薬はイマイチなんだけどなぁ)

〇〇ちゃんはそのお薬によって改善している感じですかね?

うーん、あんまり改善ありません。SNSでこんなの見たんで試してみたいんですけど先生はどう思いますか?

、、、、、(もうめんどくさいから他の病院に行ってくれないかな)

こんな感じの人がたまにいます。

獣医師も人間なのでこんな人にはモチベーションが下がって親身な対応はしなくなってしまいますので、結果的に自分のペットにとって不利益な結果となってしまいます。

他に意見を聞くならせめて違う動物病院にセカンドオピニオンで行くようにしてください。

治療に協力的じゃない飼い主

〇〇ちゃんは糖尿病です。毎日インスリンを注射して頂かないといけません。

私、〇〇に注射なんてできません!

わかりました。では飲み薬に変更しましょう。

以前飲み薬を与えるのに非常に苦労したんですよね。。

他の方法はないんですか?

効果は薬に比べて劣りますが、食事療法でいきましょうか。

〇〇ちゃんは決まったものしか食べないんです。

、、、、、(どうしようもないんだけど)

獣医師はご家族になるべく負担の少ないような提案をしますし、製薬会社も動物に与えやすい新薬を日々開発してくれています。

しかし、治療にはどうしても飼い主の方の協力が必要不可欠です。

わが子を助ける気持ちで治療に取り組んでいただけると良いのではないかと思います。

動物病院に来れば1発で調子が良くなると思っている飼い主

〇〇ちゃん元気がなくってごはん食べないんです。

元気の出る注射を打ってください。

体調が悪い原因が分からないと改善しようがありません。

色々検査してみませんか?

検査しなくても獣医さんならわかるでしょ。

元気の出る注射が〇◇△※◇〇

何とか承諾を得て検査した後

 

〇〇ちゃんは心臓病になっています。

これからはお薬を飲ませて経過を診ていく必要がありますね。

とりあえずご飯食べてくれるようになれば良いの。

注射とかでとりあえず元気にしてもらえませんか?

、、、、、(元気の出る注射なんてないんだよ。。)

病院で治療したらすぐに良くなって帰れると思っていたり、継続治療の必要性を説明しても理解して下さらない方がいます。

特に慢性疾患やがんなどは治療が長い期間に及ぶことが多いです。

継続的な治療によってペットの良好な期間が得られますので、長期的な治療にもしっかり取り組んであげてください。

まとめ

どのパターンも治療に良い影響がないので当てはまっていらっしゃる方は正していただいた方がよいでしょう。

動物は言葉が話せませんし自発的に治療に取り組めませんので、飼い主の方の協力がないと成り立ちません。

上記の5パターンと反対のことをすれば良いだけなので、皆さんはペットが助かる飼い主を目指してみてくださいね。

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